Tsukuba, Ibaraki, Japan
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  • Okayan – ギターのしらべは風にのって – レコーディングノート

    2010年04月01日 Studio J No comments

    最近オーディオ専門店プルートンhttp://www.pluton.jp/ブログ http://si-pluton.jugem.jp/?month=201003でOkayanのCDをほめてくれました。お店がCDを購入し、機材のデモをする時に流している様です。嬉しい!楽しい!幸せ!音を良く知っている人に評価される事はとても光栄です。非常にリアルな音になっている事が書かれていましたので、レコーディング方法についても興味があるのでしょう。以前から英語のレコーディングノートがありましたが、今回、日本語に翻訳しました。(松本さんありがとう!)

    Okayanのソロパフォーマンスは2本のNeumann 184マイクで捉えられました。フレットボードの前、12番フレットあたりから上に向けて1本と、左上からサウンドホールに向けてもう1本。マイクはGrace Systems Model 201のマイクプリアンプに1.5メートルのMonster Cable Studio Pro 1000ケーブルで接続されていました。Grace Systemsのプリアンプの性能は驚くほど明瞭で正確です。プリアンプのアウトプットは0.5メートルのMonsterケーブルでt.c. electronics konnekt 24Dオーディオ・インターフェイスに直接接続され、Logic Pro version 8を用いて44.1khz/24 bitで録音されました(1曲だけ88.2khzで録音され、ミキシング後にダウンサンプリングされたものがあります。どれだかおわかりになりますでしょうか)。

    マイクは左右に強くパンされ、マイクの配置を補うために左のチャンネルにほんの少しボリュームブーストがかけられました。ソロギターのトラックではリバーブなし、コンプレッションなしで最小限のEQ(40-60hzのハイパスフィルターと一部のトラックでは80hzで2dbのカット)がかけられているため、純粋な、未加工のOkayanを聴くことが可能となっています。

    ギターのデュエットも同じブースでライブ録音されました。両方のギターの12番フレット前にMonster Cable Studio Pro 1000ケーブルを使って2本のNeumann 184マイクを設置し、Grace Systems Model 201マイクプリアンプに接続しています。トラックは微妙に左右へパンされています。ギターには少量のリバーブとごくわずかなEQがかけられましたが、コンプレッションはかかっていません。

    バイオリンのトラックは(少し温かみをもたせるために)Beldinケーブルを使用してNeuman U87で録音されました。マイクプリアンプはFocusrite Red 6で、EQは消してあります。Melody On The Wind (ギターのしらべは風にのって)はサウンドブースに2本のギターとバイオリンを入れてワンテイクで録音されたトラックです。バイオリンにはEQもコンプレッションもかけていませんが、トラックにほんの少し「ライブ感」を与えるためにリバーブをかけています。

    今回のレコーディングの目的は、「Okayanがあなたの部屋で演奏している」かのようなサウンドを捉えることにありました。Okayanやゲストのすばらしいパフォーマンス、彼らの楽器のクオリティ、マイクの配置、短く高品質なシグナルパス、専用の電力系統(ノイズフロアを下げ、機材の性能を高めるため)、そして最小限の後処理のコンビネーションによりこのレコーディングが実現できました。どうぞ、Melody On The Windのサウンドをお楽しみください。

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